いつかどこかで、きっと会う。


 僕自身のプライドを、取り戻そうと、心に決める。

 混沌とした世の中だ。目に見えているものだけで判断するわけにはいかないだろう。

 僕は、自分自身の「真実」のために書こう。

 今までだってそのつもりだったが、今後はもっとそれが過激になってゆくだろう。

 「真実」や「美」が本当に、本当に、本当に、「善きもの」である保証など、何処にもないけれど。たとえば「美」とは美しくないものであるかもしれないではないか。

 真実とは劇薬であるかもしれないのだ。しかも必ずしも良薬ではないのかもしれない。

 むしろ、僕自身の体験からいえば、僕を撃ち抜き、救ってくれた言葉たちは、その大概が、劇薬だったと言える。

 だから、たとえそれが本気の
叫びだからといって、それが必ずしも万人に届くことなど、無いのだろう。それは分かっているつもりだ。そしてそれは、特段悲しむべき事態ではない。

 僕の言葉が必ずしも、誰かを救ったりしないかもしれない

 それでも、なお、言葉は、希望だ。

 語ること、書くことは、繋ぐことだ。

 その言葉を読んだ時、その物語の中に居た時間、名前も顔も存在さえも知らなかったはずの誰かからの手紙を受け取ったと感じたことー。かつて孤独から救われたと感じられたあの日の幸福を僕は一生忘れない。

 だから、僕は僕に出来ることを、僕の言葉で発し続けよう。

 いつか、出会う、真実に向けて。