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amazarashi「未来になれなかったあの夜に」

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2019年11月21日、amazarashiが「未来になれなかったあの夜に」を発表した。

以下、取り急ぎ、MV(仄聞するところによるとamazarashiファンらしい横浜流星が秋田ひろむを演じている)も同日公開されたので、早速聴いてみて、見てみた感想を記しておく。

この曲を聴いて思ったのは、秋田ひろむがくぐり抜けてきた「夜」、見てきた「夜」は、どのくらい暗かっただろうと言うことだった。

「夜」の未来は「朝」であり光に満たされる時間である。

その未来を迎えられなかった「夜」たちが、「夜」のままで潰えていくのを見ながら、もしかしたら秋田ひろむ自身もその危機に堪えながら、ようやく生き延びた(この言い方は決して大袈裟だとは思わない。とりわけ、今のこの国を生きる人間の自意識として)先に叫ぶ「ざまあみろ」にはどれほどの思いが込められていることか。

そこに思いを致すとき、これはただ世間に対して罵詈雑言を投げつけるための「ざまあみろ」ではなく、

生き延びた自分自身と、その生存宣言を聴く「生きている僕たち」へ向けた慰謝と「現在」の肯定なのだと思えた。

「前向きに生きることほど素晴らしいことはない。でも『前向きに生きて』じゃ頷けない誰かさんの為」

「見える人にだけ見える光だ 陰こそ唯一 光の理解者」

「孤独な夜の断崖に立って 飛び降りる理由はあと一つだけ そんな夜たちにくそくらえって ただ誰かに叫んで欲しかった」

「取り立てるほど不幸ではないが 涙は路銀ほどに支払った。僕の過去の轍を知る人よ ここで会うのは偶然じゃないさ。」

「醜いきみが罵られたなら、醜いままで恨みを晴らして 足りないきみが馬鹿にされたなら 足りないままで幸福になって」

「孤独な奴らが夜の淵で もがき苦しみ明日も諦めて そんな夜たちに『ざまあみろ』って今こそ僕が歌ってやるんだ」