『転位のため十篇』火の秋の物語 ――あるユウラシヤ人に――(吉本隆明)
詩人であり、思想家でもある吉本隆明の詩、 『転位のための十篇』の中の「火の秋の物語――あるユウラシヤ人に――」 転位のため十篇 火の秋の物語 ――あるユウラシヤ人に―― ユウジン その未知なひと いまは秋でくらくもえ 続きを読む →
詩人であり、思想家でもある吉本隆明の詩、 『転位のための十篇』の中の「火の秋の物語――あるユウラシヤ人に――」 転位のため十篇 火の秋の物語 ――あるユウラシヤ人に―― ユウジン その未知なひと いまは秋でくらくもえ 続きを読む →
noteには既に三つの短編を投稿しているが、今日は「春の渦」という短編を追加した。 書きながら考えたのは、「創作者は、自意識から自由になれない」またはその限界と、観察者の、純粋で在るが故の無意識な残酷性」という、二つ 続きを読む →
例えば何かの存在が消え、世界に空隙ができたとする。 そうするとあれほど強固に見えた「存在」に取って代わって「喪失」が現れる。 喪失の一時的な代入によって、人はその先の時間を安心しながらやり過ごし、やがて忘却するだろ 続きを読む →
時代が新しくなっても、目先の生活はちっとも変わらない。 ひとり一人はいつだって、自分が社会のどの部分で役に立ち、どの部分を消費し、或いは磨耗しているのか知らない。
全てが明朗な明るさの中に存在するわけではない。全てが明らかにされているわけでもない。隠されているもの、見過ごされている何か、そのようなものの中から任意に、気まぐれに、僕たちは様々なことを知ったり知らなかったりしながら、 続きを読む →