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書くこと、読むこと、考えること。
 
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「詩と散文について」(アラン)

散文は我々を解放する。 それは詩でも、雄弁でも、音楽でもない。 中断された歩み、後戻り、 突然の強い調子が、再読と熟考を命ずることからも感じられるやうに。 散文は時間から解き放たれてをり、型どほりの議論からも自由である。 …

ある書物(の言説)が現実の事象を言い当てている可能性について

 しかし、中井久夫は必読だな。 いま、みすず書房から出ている「中井久夫集」のうち『徴候・記憶・外傷』読んでいるのだけれど、  ある書物が時を隔てて何かを見透かしたように読めてしまうということがあるんだな。  最近、取り沙 …

「一瞬よりはいくらか長く続く間」について、大江健三郎

  大江健三郎を読んでいて、ふと立ち止まることを余儀なくさせられる言葉、に出会うことがある。 その言葉、「一瞬よりはいくらか長く続く間」を、ノートの切れっぱしに書き取り、書斎の壁に貼っている。 そうして、自分が …