散文は我々を解放する。
それは詩でも、雄弁でも、音楽でもない。
中断された歩み、後戻り、 突然の強い調子が、再読と熟考を命ずることからも感じられるやうに。
散文は時間から解き放たれてをり、型どほりの議論からも自由である。
(中略)
脚が悪い者だけがしつかりと見る。かうして、 散文は、脚を引きずりながら進む。
(アラン「詩と散文について」『精神と情念に関する81章』所収)
Pessimismus ist eine Stimmung, aber Optimismus ist ein Wille
悲観は気分だが、楽観は意思である
アラン(Alain)こと、エミール=オーギュスト・シャルティエ(Émile-Auguste Chartier)