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書くこと、読むこと、考えること。
 
カテゴリー: <span>日記</span>

読書記録

 年が明けてすでに二十五日が経つ。  昨年はSNSで読書アカウントを始めたこともあり、簡単に読後感を綴っていたのだが、「感想」を簡潔に書くと言うのはなかなかに難しい。特に「ネタバレ」せずに書くことは難しいと感じた。  昨 …

人はいかにして作家になるのか

「アゴタ・クリストフ自伝 文盲 L’Analphabete」(訳・堀茂樹 白水社)を読んだ。  アゴタ・クリストフは、一九八六年に出版された「悪童日記」およびその続編「ふたりの証拠」、「第三の嘘」の作者である …

永井荷風と石川淳

 この記事は多分、一冊の本についてその感想を書いたり、況してや書評を書いたりするような意味での「レヴュー」にはならないと思う。  私は、最近、石川淳の「焼跡のイエス」「処女懐胎」などの短編をいくつか読んだ。  (なぜそれ …