ある書物(の言説)が現実の事象を言い当てている可能性について
しかし、中井久夫は必読だな。 いま、みすず書房から出ている「中井久夫集」のうち『徴候・記憶・外傷』読んでいるのだけれど、 ある書物が時を隔てて何かを見透かしたように読めてしまうということがあるんだな。 最近、取り沙 …
しかし、中井久夫は必読だな。 いま、みすず書房から出ている「中井久夫集」のうち『徴候・記憶・外傷』読んでいるのだけれど、 ある書物が時を隔てて何かを見透かしたように読めてしまうということがあるんだな。 最近、取り沙 …
すべての書物は僕に読まれるのを待っているように感じられる。 それは、暑い夏の焼けたアスファルトとか冬の半分凍った洗濯物とか、そんな生活に紛れてしまう大して意味のない代物が、僕の暮らしを問いただすのと同じ重みを持っている。 …