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書くこと、読むこと、考えること。
 
カテゴリー: <span>雑感</span>

「詩と散文について」(アラン)

散文は我々を解放する。 それは詩でも、雄弁でも、音楽でもない。 中断された歩み、後戻り、 突然の強い調子が、再読と熟考を命ずることからも感じられるやうに。 散文は時間から解き放たれてをり、型どほりの議論からも自由である。 …

雪の降る街

 雪が降り積もる夜を眠り続け、朝になって窓の外を見た。  どこか頼りない、弱々しい美しさが目に映った。  白く様変わりした、黒い土と、本来陰鬱な田舎の家々のその屋根。  それは、白い空を背景に持った雲のスケッチのように輪 …

活字中毒者の弁

休日には街の本屋に行くことも多い。 目当ての本があることもあるし、特に何も無くて暇つぶしに行くこともある。   いずれにせよ、家からほど近い本屋を何軒かハシゴするのはとても楽しい。 ちなみに昨日、久しぶりに立ち …