ゾラとドレフュス事件と荷風の「花火」
2月23日は、フランスの作家エミール・ゾラ(1840~1902)が、いわゆる「ゾラ裁判」で有罪判決を受けた日である。 「ゾラ裁判」は1894年の「ドレフュス事件」に端を発している。 ドレフュス事件とは、1890年代に軍 …
2月23日は、フランスの作家エミール・ゾラ(1840~1902)が、いわゆる「ゾラ裁判」で有罪判決を受けた日である。 「ゾラ裁判」は1894年の「ドレフュス事件」に端を発している。 ドレフュス事件とは、1890年代に軍 …
飯島耕一は、1953年、第一詩集『他人の空』を刊行し、戦後世代の叙情性をうたう詩人として世に出た。これは戦後詩の象徴的な作品とも言われる。 その後も詩作のほか評論や小説など幅広く執筆活動を行った。 飯島は鬱 …
小林秀雄に「実朝」という、鎌倉幕府三代将軍源実朝について論じた評論がある。 この評論は新潮文庫版「モオツァルト・無常ということ」に収められている。 昨年(2022年)の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも源実朝が当然な …
この記事は多分、一冊の本についてその感想を書いたり、況してや書評を書いたりするような意味での「レヴュー」にはならないと思う。 私は、最近、石川淳の「焼跡のイエス」「処女懐胎」などの短編をいくつか読んだ。 (なぜそれ …
詩人であり、思想家でもある吉本隆明の詩、 『転位のための十篇』の中の「火の秋の物語――あるユウラシヤ人に――」 ** この詩を読んでいつもイメージするのは「影絵」である。 影絵が小さな画面のなかで動きながら、や …
休日には街の本屋に行くことも多い。 目当ての本があることもあるし、特に何も無くて暇つぶしに行くこともある。 いずれにせよ、家からほど近い本屋を何軒かハシゴするのはとても楽しい。 ちなみに昨日、久しぶりに立ち …