日記 歴史 By tatsuzi 2022年10月5日 2023年1月24日 自分が歴史の末尾に在る者だ、という意識に憑かれている。 僕は自分にはどんな円環もない、と感じている。 つまり、この一回限りの生だけが自分のものだというふうに思っている。 一回限りの痛み、悲しみ喜び、怒り―。 幾 …
日記 永井荷風「銀座」 By tatsuzi 2022年10月5日 2023年2月10日 永井荷風の短編「銀座」の中に以下のような一節がある。 ……停車場内の待合所は、最も自由で最も居心地よく、聊かの気兼ねもいらない無類上等の 〔Cafe’〕 である。耳の遠い髪の臭い薄ぼんやりした女ボオイに、義理 …